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仏教が伝わってきた頃、
 日本は神道の国でした。 
 おおらかな思想である 神道は仏教を受け入れ、 日本の仏教として広まったのだとか。 そこで生まれたものの一つが「秘仏」だそうです。 数年、数十年に一度ご開帳されたときにだけ 拝むことが出来る「秘仏」は 他の仏教国にはない日本だけのものだそうです。 神の国・日本では 神の存在は目に見えないし 見てはならない存在 
 だから大切な仏像は さらさずに奥まって頂く というわけで生まれたのが「秘仏」。 
 私たちが装うものは全て 所詮人の手で作られたものですが、 実は肉体そのものが神の造形です。 
 その最も尊いものを 幾重にも包み込むのが着物の姿です。 つまり着物を装うことは 日本の美意識に包まれる ということになりますので 
 その装いが何物にも勝るのは言うまでもありません。 |   | 


